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【春日部市】化粧スレート屋根アーバニーの塗り替えと上葺き



目次

スレートとは

スレートというと、最近ではお皿の代わりにオシャレな盛り付けに使われる黒い石板「スレートプレート」として有名です。他にも碁石やすずり、包丁をとぐ砥石に使われていますので、皆さんも、一度は手に取って間近で見たことがあると思います。スレートは日本名では粘板岩と呼ばれ、天然素材のなかでも薄く加工でき、きめが細かく優れた防水性、耐久性をもっています。
屋根材としても古く、12世紀ごろには海外では使われていたそうです。ヨーロッパでは歴史的な教会などに使われている、天然スレート材は、希少性もあり、現在、屋根材としては高級で多くは使われていません。

化粧スレートの登場

希少な天然スレートに代わって、天然スレートに似せたデザインの化粧スレート屋根材が登場しました。セメントなどを材料に作られた化粧スレート屋根材は、現代風の戸建て住宅の屋根材として人気を博し、広く普及しました。
しかし、不燃や強化のために混ぜていたアスベストの使用禁止もあり、多くのメーカーが撤退。現在ではノンアスベストの化粧スレートが製造され、ケイミュー他、数社が販売するのみとなりました。

カラーベスト屋根とは

スレート屋根と並んでコロニアル屋根という単語を住宅ではよく使いますが、この、コロニアル屋根とは、ケイミューで販売している化粧スレート屋根の「カラーベスト」という商品のラインナップの一つです。カラーベストは薄型のスレート屋根のシリーズで、昭和35年旧社名クボタ時代から販売されている製品です。コロニアルは、発売当初から人気があったため、スレート屋根といえばコロニアルという代名詞にもなっています。

カラーベストアーバニー

今回ご紹介する製品は、「カラーベスト」の中でも1990年にグッドデザイン景観賞を受賞した「アーバニー」です。
アーバニーは天然スレートのようなランダムさを表現した美しい屋根で1982年〜2005年までの23年間に渡って販売されていました。
築35年〜築15年の似たデザインの屋根は、ほぼアーバニーで間違いないでしょう。

【春日部市】アーバニーの塗り替え

こちらのお住まいは、風で棟板金がはがれてしまいました。他の部分も釘がゆるんで浮いてきている箇所があったので、飛んだ部分も釘が甘くなっていたのかもしれません。
板金がはがれてしまうと、木材が雨にさらされてしまうため早めに補修する必要が出てきます。それ以外も塗膜がはがれかけている部分がありましたので、お手入れ時でした。

アーバニーの傷み具合

アーバニーの塗り替え後

採用した塗料は塗膜保証3年のプロガードルーフSiのIW108です。はがれた板金は、屋根色に合わせて葺き替え、きれいになりました。

棟板金のアップ

近年の屋根工事は経年の浮きを防ぐため、釘ではなく、専用の防水パッキン付き耐腐食ステンレスビスを使用します。また、継ぎ目などは防水のため、シール打ちします。

【春日部市】アーバニーをスーパーガルテクトで上葺き

こちらのアーバニー屋根は、弊社でではありませんが、数年前に屋根と外壁を同時に塗装されていらっしゃいます。
同じ塗料を塗っても、雨風を直接受ける屋根の方が、外壁よりも劣化が早まります。この屋根の塗膜はすでに劣化が始まっていました。

アーバニーの傷み具合

全体に白っぽくなり、ところどころコケが生えたり、塗膜のクラックが起こっていました。

アーバニー上葺き後

屋根はメンテナンスサイクルが延びるよう、15年間の塗膜保証があるスーパーガルテクトで上葺きしました。
コロニアルをはじめとする平型化粧スレート屋根は、元々屋根材が軽量なこともあり、葺き替えでなく、上から金属瓦などで葺く「上葺き」ができることが最大の利点です。

スーパーガルテクトの長期塗膜保証の秘密

スーパーガルテクトは、塗膜保証が15年と長期なのが嬉しい特徴です。屋根の環境を考えると弊社でも塗装の塗膜保証は最大でも5年なので、その3倍の15年もの塗膜保証は、かなりすごいといえます。
この、15年の塗膜保証を実現したのは、エスジーエルというガルバリウム鋼板の改良製品の開発があってこそ。
エスジーエルはそれまでのガルバリウム鋼板にマグネシウムの防錆効果を付加させ、耐食性をさらに強化しためっき組成を持つ製品。耐食性は3 倍超!スーパーガルテクトはこのエスジーエルを採用することにより15年の塗膜保証を可能にしました。
また、スーパーガルテクトは金属瓦屋根の裏に断熱材がついている製品のため、雨音も気にならず、葺く前より断熱性も増しています。

庇の傷み具合

また、こちらのお客様のお住まいでは、庇部分の壁が傷んできており、雨漏りかと悩まされていました。

庇の中身は腐食していた

腐食の原因は、雨水の侵入ではなく、結露の可能性が高いことがわかりました。断熱材の無いトタン屋根だと、外気寒暖差で起こる事があります。

庇の修理経過

中を掃除し、傷んだ悪い部分は取り替えました。
接合部はシーリング材で防水し、結露防止のため中に断熱材を敷き込み、板金を貼り直しました。

庇の修理完了

外壁の塗装はまだ目に見えた劣化ではありませんでしたので、傷んでいた外壁部分のみ補修しました。
その他、気になるビスの浮きやサッシなどの隙間を修理し、メンテナンスリフォームは終了です。

リフォームさせていただいて

この度は、岩建ホームテックでリフォームしていただき、ありがとうございました。
アーバニーに限らず、化粧スレート屋根はメーカーカタログにも明記されている通り、定期的な塗り替えなどによるメンテナンスが必要となる製品です。
メンテナンスが必須とはいえ、度々工事するのは気苦労なことでもあります。かかる費用とメンテナンスサイクルを長期的に試算することで、住まい方に合った、適切なメンテナンス方法を提案させていただくことができます。

「うちのメンテナンスをどうやっていこう」そんなご相談も気軽に岩建ホームテックまでお声がけください。最良の方法にたどり着くよう、親身に相談に当たらせていただきます。

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